SAPIX小学部が導入したオンライン自習室「ヤルッキャ」で家庭学習が変わるか

中学受験とテクノロジー

2025年2月、SAPIX小学部は家庭学習を支援するオンライン自習室「ヤルッキャ」を導入しました。

このサービスは、株式会社Herazikaと株式会社日本入試センター(SAPIX小学部の運営元)が提携して提供するもので、家庭での学習をより効率的かつ習慣化させることを目的としています。

我が家も2人の娘の塾選びの時に調べましたが、SAPIXは他塾に比べると通塾頻度が少なく家庭学習が重要視されるスタイルです。授業がない日も日能研や早稲田アカデミーなどは塾の自習室に宿題や課題をやりに生徒は通いますが、SAPIXは自習室がありません。

そのため、SAPIXは自宅で勉強する時間が他塾に比べても本当に多いです。我が家でも「うちの娘は自宅で勉強できるのかしら。」と不安になった記憶があります。逆にいうとSAPIXに通う場合は、家での学習がその子の学習に大きな影響を及ぼすと考えられます。

そのため、今回の「ヤルッキャ」を導入することで、自宅学習の質を上げようとするSAPIXの取り組みは理にかなったものだと思います。

SAPIXの教育方針と「ヤルッキャ」の相性

SAPIX小学部は、他の大手塾と比較して通塾頻度が少ないことが特徴です。例えば、小学4年生では週2回、小学5年生では週3回、小学6年生でも週3~4回程度の通塾となっており、授業以外の時間は家庭での学習が中心となります。また、授業内容も復習重視で進められるため、家庭での復習や問題演習が非常に重要です。

このような背景から、SAPIXでは保護者による家庭学習のサポートが求められる場面が多く、「ヤルッキャ」のようなオンライン自習室サービスは、その負担を軽減しつつ、生徒自身の自主的な学びを促進するツールとして活用できると思います。

我が家も実際にSAPIXに次女が入塾していましたが、親がサポートする負担が他塾に比べて多いと実感しました。受験生はまだまだ子供の小学生です。親がある程度サポートする必要も多く、家での学習時間も多いとなると、他塾に比べて負担が大きいことは実感しました。

「ヤルッキャ」は、自宅にいながらも塾や図書館のような環境を再現し、子どもたちが集中して学べる仕組みを提供します。これにより、移動時間や準備の手間を省きながら効率的に学習できる点が、SAPIX生にとってマッチしそうですね。

「ヤルッキャ」の特徴

1. 自宅で再現する自習室環境

「ヤルッキャ」は、自宅からオンラインで参加できる自習室サービスです。子どもたちは決められた時間になるとログインし、運営スタッフによる声掛けや簡単な準備運動からスタートします。その後、25分間の集中タイムと5分間の休憩タイムを繰り返す構成になっており、集中力を持続させながら効率的に学べる設計です。

2. モチベーション維持の工夫

「ヤルッキャ」では、ご褒美ルーレットやポイントシステムを導入し、子どもたちが楽しく学び続けられる仕組みを提供しています。獲得したポイントはAmazonギフト券などと交換可能であり、自主的な参加意欲を引き出します。

3. プライバシーへの配慮

オンライン環境であるため、参加者同士の顔や背景にはボカシ処理が施されており、安全性にも配慮されています。また、マイク機能はオフになっているため、静かな環境で集中して勉強できます。

4. 仲間と一緒に学ぶ感覚

同じ学年の小学生同士が一緒に参加することで、「みんなで頑張ろう」という意識が芽生えます。他人の存在を感じながら勉強することで、自宅でも緊張感や競争心を持ちながら取り組むことができます。

「ヤルッキャ」がもたらす効果

1. 学習習慣の定着

毎日決まった時間に「ヤルッキャ」に参加することで、勉強するリズムが自然と身につきます。これにより、「宿題やった?」という親からの声掛けなしでも、自発的に机に向かう姿勢が育まれます。

2. 集中力の向上

25分間という短い集中タイムを繰り返すポモドーロ・テクニック(時間管理術)を採用しているため、子どもたちは効率よく勉強に取り組むことができます。この方法は特に小学生など集中力が長続きしない年代に効果的です。

3. 保護者負担の軽減

SAPIXでは保護者による家庭学習サポートが求められる場面が多いですが、「ヤルッキャ」を利用することでその負担が軽減されます。親が常に見守らなくても、自主的に勉強できる環境が整うため、保護者も安心して子どもの成長を見守ることができます。

4. 時間とエネルギーの有効活用

従来のリアル自習室や図書館への移動時間や準備時間を省略できるため、その分を勉強時間に充てることができます。また、自宅というリラックスした環境でスタートできるため、最大限のエネルギー状態で学び始めることが可能です。

まとめ

SAPIX小学部が導入したオンライン自習室「ヤルッキャ」は、中学受験生やその保護者にとって非常に有益なツールだと思われます。

特に家庭学習時間が多いSAPIX生にはぴったりのサービスと言えるでしょう。自立した学びを促進しながら保護者負担も軽減する「ヤルッキャ」を活用すれば、中学受験という大きな目標への道筋がより明確になりそうです。

私は「ヤルッキャ」の営業マンではないですがw、「小学生の自宅学習の難しさ」は二人の娘と接しながら痛感しています。「ヤルッキャ」を使うことで少しでも自宅学習によい効果があるなら積極的に使うべきだと思います。

また、この「ヤルッキャ」というサービスはSAPIX生だけが使えるというものではなく、個人でも使えるため他塾の生徒や中学受験に限らず「オンライン自習室」がほしいという人にとってよいサービスだと思いました。

こういったテクノロジーを活用して、お子さんの日々の勉強を楽しく効果的なものにしていけるといいですね。