2025年入試も終わり、今の5年生は新6年生として「いよいよ次は自分だ」と気合を入れて勉強を進めている家庭も多いと思います。我が家の次女は新5年生となった途端塾の回数も増えて宿題も増えて、まずはこのリズムに慣れないと格闘しております。
さて、2026年の中学受験では、複数の重要な変更が予定されています。これらの変更は、2026年の受験生とその家庭に影響を与える可能性がありますので、来年受験を予定されている家庭は常に最新情報を入試する必要のある1年かと思います。
本記事では、現時点でわかっている主な変更点とその影響、対策についてお伝えしたいと思います。
サンデーショックの影響
女の子の受験生を持つ家庭の場合、避けては通れない影響はおそらくこの「サンデーショック」だと思います。2026年入試は、2026年2月1日が日曜日に当たることで、主にカトリック系の女子校が2月1日の入試を行わず別日に入試を行うことで入試日程全体に影響を及ぼすことが考えられます。
これをピンチと考えるのかチャンスと考えるのかは考え次第のところもありますので、「なんで今年は・・」と思う気持ちもあると思いますが、避けては通れないイベントのため前向きに考えていきたいものです。
主な変更点
- 女子学院中学校:2月1日から2月2日に変更
- 立教女学院中学校:2月1日から2月2日に変更
- 東洋英和女学院中学部:2月1日から2月2日に変更
- 横浜共立学園(A方式):2月1日から2月2日に変更
- フェリス女学院中学校:2月1日実施を維持
- 横浜雙葉中学校:2月1日実施を維持
影響と対策
この変更により、従来の併願パターンが大きく変わる可能性があります。特に、女子御三家(桜蔭中学校、女子学院中学校、雙葉中学校)の受験において、2校受験が可能になるなど、受験戦略に大きな影響を与えます。
対策:
- 志望校の入試日程を早めに確認する
- 新しい併願パターンを検討し、受験計画を立て直す
- 複数校受験の可能性が広がるため、より多くの学校について研究する
学校名の変更と共学化
いくつかの学校で、名称変更や共学化が予定されています。これらの変更は、学校の特色や入試傾向にも影響を与える可能性があります。
共学化がますます進んでいくことがわかりますね。最近は女子校人気が復調の傾向でしたが、日本の子供の人数の減少とともに、共学化がますます進むことは避けられないとは思います。
主な変更点
- 日本学園中学校:明治大学付属世田谷中学校に校名変更し共学化
- 東京女子学院中学校:芝国際中学校に校名変更し共学化
- 鎌倉女子大学中等部:共学化(学校名の変更は未発表)
影響と対策
これらの変更により、学校の教育方針や入試内容が変わる可能性があります。特に共学化する学校では、男子生徒の受け入れに伴い、カリキュラムや校風に変化が生じる可能性があります。
対策:
- 変更後の学校の教育方針や特色を詳しく調査する
- 共学化する学校の場合、男女比や入試難易度の変化に注目する
- 学校説明会や体験入学に積極的に参加し、最新情報を入手する
国際教育の拡充
グローバル化が進む中、多くの学校で国際教育の拡充が進められています。特に注目すべき例として、東京女学館中学校・高等学校の取り組みがあります。
東京女学館は帰国子女を中心とした国際学級がありましたがさらに拡張するようですね。国際化の波もさけられないものですので、他の学校も国際化が進んでいくと思います。
主な変更点
- 国際学級を1クラスから2クラスに拡充
- 一般学級を5クラスから4クラスに変更
- 国際学級の入試回数を増加(帰国生入試、一般生入試ともに各2回に)
- 英語資格による加点制度の導入(国際学級の一般生入試)
影響と対策
これらの変更により、国際教育を重視する生徒にとっては、より多くの機会が提供されることになります。一方で、国際学級を目指す場合、英語力の強化がより重要になります。
対策:
- 英語学習に力を入れる(特に国際学級を目指す場合)
- 英語資格試験(英検やTOEFL Junior等)の受験を検討する
- 国際理解教育や異文化交流の機会に積極的に参加する
入試制度の多様化
多くの私立学校で、従来の4教科型・2教科型入試に加えて、新しいタイプの入試が導入されています。これらの多様な入試形式は、受験生の様々な才能や適性を評価することを目的としています。
大学も半数が推薦で入る時代です。昔のようにペーパーだけの学力ではなく個人の才能や適正といったペーパー以外の能力が重視されてきていると思います。
私の実感としても、ChatGPTなどAIの進化がすさまじく、わからないこと、知らないことはAIに聞けばすぐに回答してもらえる時代です。これまでの暗記重視の学習の価値はどんどん薄れていき、コミュニケーションや課題解決力といった教科書のカリキュラムとは異なった力が必要な時代にどんどんなってきたと思います。そのため、中学受験の入試のあり方もどんどん変わっていくのだと思います。
主な変更点
- 適性検査型入試の増加
- 言語技術・探究入試(芝浦工業大学附属中学校)
- 英語入試(芝浦工業大学附属中学校)
- プログラミング入試(相模女子大学中学部)
- 英語スピーチ入試(目白研心中学校)
- 探究サイエンス入試(山脇学園中学校)
影響と対策
これらの新しい入試形式により、従来の教科学習だけでなく、思考力や表現力、英語力、プログラミングスキルなど、多様な能力が評価されるようになります。
対策:
- 自分の強みや興味に合わせた入試形式を選択する
- 思考力や表現力を養う学習(読書、ディベート、作文など)に取り組む
- プログラミングや英語スピーチなど、特殊な入試に対応するための準備を行う
- 適性検査型入試対策として、論理的思考力や文章読解力を強化する
受験生への総合的なアドバイス
2026年の中学受験に向けて、以下の点に特に注意を払う必要があります:
- 早期の情報収集: 志望校の入試日程や入試形式の変更について、常に最新情報を入手するよう心がけましょう。
- 柔軟な受験計画: サンデーショックの影響で入試日程が変更される可能性があるため、複数の受験パターンを想定した計画を立てましょう。
- 多面的な学習: 従来の教科学習に加えて、思考力や表現力を養う学習にも取り組みましょう。読書や新聞を読む習慣をつけることも効果的です。
- 英語力の強化: 国際学級や英語入試を視野に入れる場合は、早めに英語学習を強化しましょう。英語で考え、表現する力を養うことが重要です。
- 学校研究の深化: 名称変更や共学化する学校については、変更後の教育方針や特色をよく調べましょう。学校説明会や体験入学に積極的に参加することをおすすめします。
- 自己分析と適性の把握: 多様化する入試形式の中から、自分に最も適したものを選択できるよう、自分の強みや興味を分析しましょう。
- バランスの取れた準備: 新しい入試形式に対応しつつも、基礎学力の向上を疎かにしないよう、バランスの取れた学習計画を立てましょう。
- メンタル面の準備: 変化の多い入試に対応するため、柔軟な思考力と強いメンタリティを養いましょう。ストレス管理の方法も学んでおくと良いでしょう。
2026年の中学受験は、サンデーショックや世の中の変化により、これまでにない変化と多様性が予想されます。しかし、これらの変化は同時に、受験生一人ひとりの個性や才能を活かす機会でもあります。
親としては最新の情報を常に入手し、早めの準備と我が子に最適な受験方法を見つけていくことが重要だと思います。変化をチャンスととらえて、我が子の可能性を最大限に引き出せる受験になるようサポートしていけるといいですね。

