こんにちわ。スマイルパパ(@二児の中学受験生パパ)です。
中学受験をして私立中高一貫校への入学を志望する家庭は、ここ数年増加傾向です。
つい最近、東京都知事が私立中学に通う生徒に年間10万円を助成する案を打ち出したばかり。
これをきっかけに中学受験に興味を持つ家庭も、少なからずいるでしょう。
我が子を私立中高一貫校に通わせたいと思う家庭はたくさんいますが、その理由は家庭によって様々。
そのため、1つの参考事例として、我が家のケースを紹介したいと思います。
我が家が中学受験を決めた理由をお話しするよ。
この記事では、我が子を私立中高一貫校に通わせたいと考えた理由について紹介します。
私立中高一貫校で子供の成長に期待
我が家が中学受験を決めた理由は、「子供にいい環境で成長して欲しい」という一言に尽きると言えます。
多感な中学生、高校生という6年間の時期は、その後の長い人生に大きな影響を及ぼす大切な期間といえます。
その大切な期間を「どこで過ごすのか」「どう過ごすのか」ということはその本人の人生にとって重要な要素です。
自分が子供の頃にはそんなことは考えたことはありませんでしたが、親の立場になってみると違った景色が見えてくるものです。
「できることなら、いい環境で学び、学力だけでなく人としても成長して欲しい。」
そう考える親はたくさんいるでしょう。
では「いい環境」とは何でしょうか?
「いい環境」の定義は家庭によって様々ですが、私は大きく3つの点で、私立中高一貫校は「いい環境」であると考えました。
学びを止めない充実した環境
私立中高一貫校がいい環境であると思った1番の理由は「学びを止めない環境」です。
毎年の中学受験者数の推移を見ていると、過去にリーマンショックという世界全体が不景気になった際には受験者数は減少しました。
似たように世界的な影響があった事象としては、ご存知の通り、世界の当たり前を変えてしまったコロナの存在があります。
しかしリーマンショックの時とは異なり、コロナにより私立中学校の良さが際立ってしまったことで、結果として中学受験ブームに拍車がかかったとも考えられます。
小学校で今まで対面で行われていた授業はオンラインに代わり、紙で配られたプリントはタブレットでの配信と、ここ数年で学校のあり方が大きく変わりました。
それは中学校でも同じです。
コロナが始まった当初は休校や自宅学習を余儀なくされていた公立中学校に比べ、すぐにIT環境を整え授業を止めなかった私立中学校の価値が大きくクローズアップされました。
私立中学校の環境の変化に対応するスピード感と、IT環境を整えられる施設の充実感に中学受験に興味を持った家庭も多いと思います。
そのためコロナの影響により受験生が減少すると思われていた年も逆に受験生は増加傾向にあり、その傾向は今後も続くと思われます。
我が家も学びを止めない私立に魅力を感じたことが、中学受験をしようと考えた理由の1つとなります。
今では公立中学校でもIT機器の普及は進んでいると思いますが、今後も世の中は常に変化していきます。
そうした変化に柔軟に対応しながら、生徒の学びを止めない環境は私立中学校の魅力と言えます。
中学、高校の6年間をどのような環境で学ぶのかは、子どもの成長にはとても大切な要素です。
中学・高校を通した6年間での学習カリキュラム
公立の中学・高校に通う場合と大きく異なるのが、中高一貫校の学習カリキュラムです。
中高一貫校に通わない場合、中学校に3年間、高校に3年間進学することになります。
中学に入学して学校に慣れてきた頃には、高校受験の勉強が始まります。
高校受験が終わり高校に入学したら次は大学受験と、慌ただしく勉強が続くことでしょう。
また、中学と高校がそれぞれの異なる学校になるため、知識が断片的になってしまい、スムーズな学習が難しい面もあります。
しかし、中高一貫校では考え方が違います。
中学3年間、高校3年間の合計6年間を使った学習カリキュラムが組まれていることが、中高一貫校の特徴になります。
6年間の中でどのような学習計画を組むかはその学校に任されており、多くの学校では高校2年生までの間に高校で学習する範囲までの一通りの学習は終えておく。
そして、高校3年生の1年間は大学受験向けの授業やテストを中心にカリキュラムを組んでいる学校も多くあります。
小学5年生までに6年生の学習範囲を勉強する中学受験のカリキュラムみたいですね。
公立の高校では高校3年生の最後まで授業は続きますが、私立中高一貫校ではすでに3年生の頃には大学受験に向けたカリキュラムをこなしているということです。
それにより大学受験を考えた場合にも勉強がしやすい環境が整っているという点が、私立中高一貫校の特徴として挙げられます。
6年間でカリキュラムを組むため、継続的かつ体系的な学びが行える環境にとても魅力を感じたことが、私立中高一貫校がいい環境であると考えた理由の1つとなります。
6年間を通して体系的に学べるカリキュラムは魅力的だね。
視野の広がる体験機会が多い
私立中高一貫校には公立に比べ、多くのことを見たり聞いたり、経験することができるのではないかと考えています。
1番わかりやすい例を挙げると海外研修です。
私立の各学校とも海外で活躍できる人材育成という部分に着目している学校は多く、海外留学や国際交流など、世界に目を向けた授業やプログラムを多く用意している学校が多くあります。
全員が海外に興味があるかというとそうではないと思います。
しかし、周りにいろいろな機会が転がっていて、興味を持ったり、手を挙げればそれができるという環境は、その子の成長にとってとても良い環境だと考えました。
何に興味を持つか、何に取り組むのかは、入学してみないことにはわかりません。
それも熱心に打ち込むことことができてからの結果論かもしれません。
しかし、「いろいろなことができる機会がたくさんある学校」であれば自分の視野を広げたり、何かに全力で打ち込む機会に巡り合う機会も多くなるはずです。
「こんなことがしてみたい。」と思う可能性をできるだけ広げられるのも私立中高一貫校の魅力だと考えています。
たくさんの機会を活かして、色んなことを経験してもらいたいね。
受験勉強をやり切る達成感は後付け
中学受験の受験勉強をしていると「受験勉強を最後までやりきったという達成感。そして合格できたという自信がつきます。」というフレーズを耳にすることが多いです。
確かに、4年生から6年生までの3年間という長い期間勉強を続けることができたという達成感。
やればできるという自信。
これは中学受験の受験勉強を通して得られる部分かと思います。
仮に希望の学校への合格が叶わなかったとしても、これまでやってきた3年間は決して無駄にはならないでしょう。
しかし、この達成感については中学受験である必要はないため、私は中学受験をする上でついてくる副産物だと思っています。
趣味でも習い事でも全力で何かに取り組むことができれば、その達成感や自信というものはついてくるはずです。
そのため、「全力で何かに取り組ませたい」ということは、中学受験をする理由にはなりませんでした。
中学受験の途中で思い出すことが大切
4年生からの本格的な受験勉強が始まると、受験生である子供も、それをサポートする親も、毎日の宿題管理や通塾で忙しくなります。
忙しい日々が続いていくと、目の前のことに執着してしまい、中学受験の目的を見失ってしまうことがあります。
宿題が終わったかどうか、テストの点数が前回に比べてどうだったか。
気がつくと目の前の作業に対して意識が向きすぎていることがあります。
そのような時は、一度立ち止まって、そもそも中学受験をなぜするのか、私立中高一貫校になぜ通わせたいのかという気持ちを思い出すことが大切です。
目の前の作業に没頭しがちな受験勉強。時には最初の気持ちを振り返ることが大切だね。