中学受験は独学で可能?独学ができるかどうかは親の関わり方次第!

中学受験入門
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こんにちわ。スマイルパパ(@二児の中学受験生パパ)です。

中学受験と言えば、進学塾に通い受験勉強を行うことが一般的なスタイルです。

しかし、進学塾に通わず自宅学習のみで中学受験に挑み、合格を勝ち取った受験生も世の中には存在します。

独学で中学受験はできるものなのでしょうか?

独学で合格した体験記なども目にするけど、独学は現実的なのだろうか?

この記事では、中学受験は独学で可能か?というテーマについてお伝えします。

中学受験は独学で可能か?

結論から言えば、独学で希望する私立中学の入試に合格することはかなり難しいと言えます。

それが偏差値上位の難関校であればあるほど、独学での合格は難しいと言えるでしょう。

中学受験をする子供はまだ小学生。

まだまだ手のかかる年齢の為、中学受験は「親子の受験」とも言われます。

独学で中学受験に挑む場合、親にかかる負担は、塾通いの比べものにならないぐらい大きいでしょう。

世の中には独学で中学受験に成功した家庭もありますが、その数はごく少数と考えられます。

そこには独学は難しいと感じる理由があるからです。

3年間の学習スケジュール管理が難しい

中学受験の勉強は、一般的に小学校4年生から6年生までの3年間を通して受験勉強を行います。

3年間です。

高校受験や大学受験はせいぜい1年程度。

中学受験は長距離走。長い期間継続して勉強をしていく必要があります。

そのため、中学受験で難しいのはスケジュール管理です。

3年間という長期間に渡って、中学入試の範囲を学習していくスケジュールが必要になります。

単に教科書を最初から最後まで順番に勉強していくだけではきっと上手くいかないでしょう。

勉強を始めた4年生から、本番入試を迎える6年生までの間の子供成長によって、理解できる学習の深さも変わってくるため、成長に応じたカリキュラムが必要です。

また、中学入試に向けては、教科書を理解するだけでなく、演習問題を解くことや、志望校の過去問を解く練習も必要となります。

そうした学習計画を立て、なおかつ計画通りに進むよう受験生を促すことが必要です。

独学で中学受験に挑む場合、こうした長期間にわたる学習計画を自ら立て、スケジュールを常に管理していかなければなりません。

小学生の子供にできるはずもなく、当然スケジュールの立案と管理は親が行うことになります。

進学塾ではこうした3年間の学習計画がすでに決まっています。

進学塾には、いつ頃どんな勉強をどうやって消化するのか、長年のノウハウで培った必勝のスケジュールがあるのです。

これだけでも、進学塾に多くの家庭が子供預ける理由になります。

3年間のスケジュールを家庭で管理するのは大変そうだね。

最新の中学受験情報が入ってこない難しさ

中学受験は受験生の学力が大切なのは言うまでもありませんが、それだけではありません。

中学受験は情報戦です。

中学受験に勝つには適切な情報を適切な時期に入手していく必要があります。

各学校の問題の出題傾向や合格倍率、今年度の募集要項や出願予想(倍率予想)など常にアップデートされていく情報を把握していかなければなりません。

行きたい学校、我が子の偏差値、現実的な合格予想などを考慮して、戦略的に入試に臨むのが中学受験です。

そのため、情報の不足は中学受験においては致命的なリスクになりえるでしょう。

進学塾では常に最新の情報を入手し、その情報を受験生や各家庭に共有してくれます。

しかし、独学となると最新の情報を自ら取りにいかなければ、情報が勝手にやってくることはありません。

情報戦である中学受験において、独学が難しい理由の1つと言えます。

最新の情報を自ら入手し続けるのは大変そうだね。

競争意識を持つことが難しい

進学塾の多くは小学校のクラスと同じように複数人が同じ教室で勉強する集団形式になります。

同じクラスで勉強するクラスメイトは、受験勉強を共にする仲間でもあり、ライバルでもあります。

中学受験は競争です。

誰かが合格すれば誰が不合格になる。

誰かが上のクラスに上がれば、誰かが下のクラスに下がる。

同じ教室で学んでいれば、おのずと競争意識が芽生えるでしょう。

しかし、独学の勉強は1人のため、周りのクラスメイトとの競争という意識を持つことが難しいと言えます。

また、3年間という長期間に渡る受験勉強の中では苦しいことも楽しいこともあるでしょう。

そうした気持ちを共有できる仲間がいるかいないかということが、気持ちの面でも大きく異なるでしょう。

周りとの競争だということを意識することが難しそうだね。

わからない部分は親が先生代わり

中学受験の入試に向け、国語・算数・理科・社会の4科目を勉強することになります。

中学入試の勉強範囲は、小学生の学習範囲とは言われていますが、小学校で習う内容よりも格段に難しい内容となります。

中学受験をスタートした4年生の内容は、答えられる家庭も多いと思いますが、学年が上がるにつれて難易度もボリュームも増えていきます。

6年生になってくると、親でも内容を理解するにはある程度の勉強が必要です。

進学塾であればわからない部分は塾の先生に質問をして解決できます。

しかし、独学となると質問に回答するのは親の役割です。

教科書のそもそもの内容も小学生の子では、自分で読んで理解できるものでありませんので、内容の説明も必要になってくるでしょう。

独学で中学受験に挑む場合には、3年間親も一緒に勉強する必要があり、ここの多くの時間を費やすでしょう。

教科書の説明や質問に応えるのも親の役目になるんだね。

金銭面では圧倒的なコストパフォーマンス

中学受験は独学では難しいという理由を挙げましたが、逆に独学の良い面も当然あります。

独学の1番のメリットは、金銭面での負担が圧倒的に少ないということでしょう。

進学塾に3年間通った場合、トータルでかかる費用は数百万単位の費用となります。

新車の車が買える金額を進学塾に払うということです。

しかし、独学の場合かかる費用といえば、テキストや参考書などの書籍代、模試を受けた場合の受験料程度となり、進学塾に比べて圧倒的に少ないコストで受験勉強ができます。

独学で中学受験に挑む家庭の1番の理由は、この金銭面の負担が少ないということでしょう。

3年間という長期間、親子二人三脚で受験勉強を続けられる家庭であれば、少ないコストで大きな合格を手にすることができます。

また、小学生という成長目まぐるしい時に、隣で成長を見守りながら関わっていけることは、親として幸せなことです。

独学で中学受験に挑むには、親の負担が大きく難しい部分もありますが、進学塾に通わなければ絶対に志望校に合格できないわけではありません。

家庭にとって最適な方法で中学受験に挑むことが大切です。

成績優秀者で特待生として入塾

独学で中学受験に挑む理由が、金銭的な理由の場合には成績優秀者として授業料が無料もしくは割引で通塾できる塾への入塾が検討できます。

例えば、大手進学塾の「臨海セミナー」ではテスト結果が上位の受験生に対しては、授業を免除もしくは割引の特待生制度を設けています。

独学で中学受験の勉強を進められるのであれば、その学力は決して低いものではないでしょう。

成績優秀者として特待生を狙い、出費を抑えながら塾通いをする方法も検討できるでしょう。

金銭面の負担を軽減しながら塾にも通える制度は嬉しいね。

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